デリシアはリンナイの最高級コンロ!リンナイの技術全てが詰まっています。
しかし、お値段も最高級…
そこが悩んでしまうところですよね。
カタログの紹介ページが、デリシアは33ページなのに対して、リッセが7ページなという事からも、デリシアに力が入っているのが分かります。
じゃあリッセよりデリシアの方がいいって事なの?
機能はデリシアの方がたくさんありますが、リッセも優秀。
この記事ではデリシアとリッセの違い、選ぶ時の注意点をプロの目線でしっかり解説します。
- デリシアの高級感のある見た目が好き。
- ダッチオーブンや無水調理鍋でオート調理したい。
- 土鍋で炊いたご飯が食べたい。
- お手頃価格で高機能なコンロがいい。
- 無水鍋、ダッチオーブンは使わない。
デリシアやリッセを使いこなせば、家電がいらなくなり、キッチンがすっきり使えますよ。
デリシアとリッセ、似てるけど違う
リンナイの人気の3機種を松竹梅に例えるとこうなります。
デリシアはリンナイの最高級コンロ。
リンナイの営業担当から「1番力を入れて販売してください」と言われる商品です。
高機能でリーズナブルなのはリッセです。
デリシアとリッセの違いをわかりやすく比較していきますよ。
デリシアとリッセの違い9つ
違いが一目でわかるように一覧表にしました。
デリシア(3V乾電池) | リッセ | |
①価格 (60㎝幅タイプ) | 定価378,290円税込 | 定価264,440円税込 |
②付属容器 | ザ・ココット ココットプレート | ココットプレート |
③鍋なし検知機能 | あり | なし |
④土鍋炊飯機能 | あり | なし |
⑤麺ゆで機能 | あり | なし |
⑥コンロオートメニュー | あり | なし |
⑦グリル 上火下火のみが使える | あり | なし |
⑧天板火力表示 | あり | なし |
⑨ゴトク、バーナーの素材 | ステンレス ホーロー | ホーロー |
これは分かりやすい。
違い①価格
定価(2024年7月現在)
- デリシア 60㎝幅(乾電池タイプ液晶画面) 378,290円
- リッセ 60㎝幅 264,440円
113,850円の差があります。
デリシア付属のザ・ココットが10,250円なので、それを引くと価格差は103,660円。
定価で計算しているので、ネットや売り出しで買えば、本体が10万円近く安くなる可能性があります。
差額でオーブンレンジが買えるくらい、デリシアの方が高価だね。
ただ、デリシアは冷凍食材をそのまま調理したり、蒸し料理したりできるので、オーブンレンジはあまり使わなくなりますよ。
違い②付属容器(ザ・ココット)
デリシアとリッセの大きな違いは、ザ・ココットが使えるか使えないかです。
ザ・ココットは ダッチオーブンや無水調理鍋として使えます。
コンロ上
- 無水調理(無水カレーなど)
- 80℃低温調理(サラダチキンなど)
- 蒸し料理(茶碗蒸し、プリンなど)
- 煮物(かれいの煮つけ、肉じゃがなど)
グリル
- オーブン料理
- 解凍調理
初期モデルは『重い』との声が多かったため、4.2kgから1.7kgへ驚異的な軽量化を実現!
研修ではパンや無水カレーを作りました。火加減は自動調節なのでほったらかし。電子レンジと同じ感覚でした。
食卓にそのまま出せるデザインで、華やかさを演出♪
リッセでザ・ココットは使える?
リッセにして、別売りのザ・ココットを買えばいいんじゃない?
使えなくはないですが、約2万円出して買うならデリシアがおすすめです。理由は次の通り。
【リッセ+ザ・ココットをおすすめしない理由3つ】
- オート調理が使えない…コンロ上でもグリルでも火加減、時間設定は自分でしないといけません。
- グリルの上火のみ下火のみの調理ができない…メニューによっては上火や下火だけでいい物がありますが、リッセはその設定ができない。
- リッセの無水調理はレジェロがおすすめ…無水調理がしたいなら、レジェロを購入するとリッセでオート調理ができますよ。
ザ・ココットを使いたいなら、デリシアを買った方が確かに良さそうだね。
違い③鍋なし検知機能
デリシアは袖口の引火を防ぐため、鍋を置いていないと点火しません。
調理中に鍋を持ち上げると、弱火になるんです。
1分間鍋が乗っていないと自動消火、消し忘れを防止します。
違い④土鍋炊飯機能
デリシアは専用土鍋(別売り)で自動炊飯が出来ます。
今は土鍋で炊いたご飯が人気ですよね。
土鍋炊飯がしたい方はデリシアを選びましょう。
土鍋以外ならリッセでも自動炊飯できますよ。
専用土鍋は、本格的な伊賀焼の土鍋、多孔質なので保温効果が高いです。
違い⑤麺ゆで機能
設定したゆで時間になると自動消火。吹きこぼれや、ゆですぎを防ぎます。
違い⑥コンロオートメニュー
定番料理(蒸し野菜、ケーキなど)が自動調理できます。
デリシアは電源タイプと乾電池タイプがありますが、今回は乾電池タイプのデリシアとリッセで比較します。
操作部の種類によってメニューが違うので、がんばって画像を作成しました。
アプリが無くても定番メニューは作れちゃうね!
あたためモードでは、常温、冷蔵そして冷凍もあたためられますよ。
リッセにオートメニューはありません。
でも、タイマーや炊飯機能つきなので、操作パネルでかなりのメニューが作れます。
スマホアプリを使えば、リッセもオート調理できますよ。
違い⑦グリルが上火、下火のみで使える
デリシアのグリルは上火のみ、下火のみを使う設定ができます。
この機能のおかげで、ザ・ココットのオート調理ができるんです。
違い⑧天板火力表示
デリシアは天板に火力が表示されます。
かがんで火加減を見なくてよいのは、とても便利です。
確かにリッセは、かがまないと見えないね。
何回も腰をかがめるのは、負担になりますからね。
違い⑨ゴトク、バーナーの素材
デリシアのゴトクは、ステンレスとホーローの2種類があります。
天板カラーが、ツイードシルバーとクリスタルブラックのものが、ホーローゴトクになります。
デリシアのブラックもかっこいい。
リッセのごとくはすべてホーローです。
デリシアとリッセの天板カラーの比較
どちらも天板は、ドイツのショット社製の最高級ガラストップです。
全世界で1億8000万枚以上を販売されており、
- 自由の女神の展望台のガラス
- 世界最大級の超巨大望遠鏡のミラー基板
- 欧州宇宙機構の衛星
などに、高い技術が必要な場面で使われています。
丈夫なので、もし焦げついて時間がたってもスクレーパーで削れますよ。
フレームがないので、高級感がある天板です。
リッセもフレームがないので、スッキリして高級感があります。
左からクラウドシルバー、スモーキーピンク、ベイクドキャメル、ナイトブラック
ガラスの透明感があって、とても美しいんです。
お友達に自慢できそう。
デリシア、リッセ共通の特徴
ここからはデリシアとリッセ、共通の機能の紹介です。
まだあるの?もう疲れてきちゃったな。
ほかのことはもう知ってるよ、という方はここで違いの紹介は終わりです。
ここからは、優秀な機能や選ぶ時の注意点も紹介しますよ。
コンロ選びで後悔しないために、しっかり勉強しなくちゃ。
付属容器のココットプレート
ココットプレートはとにかく焼き物が得意!
スリットが開いていて、焼き色はしっかりつくのにグリルは汚れません。
修理費が高くなりがちなグリルの寿命が延びる=コンロの寿命も延びるのです。ぜひ、活用してください。
詳しくは、こちらの記事に書いています↓
どちらも、最上級の便利機能がたくさんあります。
特におすすめのポイントを紹介しますね。
においと煙が出ない!スモークオフ
800℃のバーナーで、臭いと煙を焼き切ります。
研修で、スモークオフ機能のついていないコンロと、比べる実験をしました。
煙は透明な熱風が出ているみたいな感じ。
魚のにおいはありませんでした。
一番のお気に入りの機能です!
カーテンに、焼き魚のにおいがつく心配もなくなるね
グリルは業務用と同じセラミックバーナー
バーナーの部分が、セラミック(陶磁器)で出来でおり、耐久性抜群です。
セラミックが赤く熱を持ち、遠赤外線効果で焼き上げます。
焼き魚や焼き鳥が、本当においしく焼けますよ。
アプリを使ってオート調理
このアプリは無料で入れられるので、気になる方は試しに入れるといいですよ。
私もリンナイの人にすすめられて、スマホに入ってます。対応のコンロが無くてもレシピが見れて便利です。
焦げつきにくいイージークリーン
天板の裏側に、放熱効果の高いアルミパネルが貼ってあります。
バーナー周りの温度が69℃ダウン。天板が熱くなりません。
うっかり天板を触って、アチチチって事があるもんね。
その他の機能
安全機能
- 消し忘れ消火機能
- 立ち消え安全機能
- 調理油過熱防止機能
- 焦げ付き消火機能グリル過熱防止機能
- 感震停止装置(震度4以上で消火)
- 点火ロック
調理性能
- 温度調節機能(130℃~220℃ 10℃刻み)
- コンロタイマー
- 炊飯機能
- 湯沸かし機能(保温時間タイマー)
- グリルタイマー
- オートグリル
- 連続オートグリル
- パノラマワイドグリル
その他
- 音声ガイダンス
- レンジフード連動
メリットとデメリット
購入する前に、知っておいた方が良いポイントを紹介します。
ガラストップのメリットとデメリット
- メリット…透明感があり、美しい。熱に強く耐久性がある。
- デメリット…割れるリスクがある。
デリシアとリッセは、最高級のドイツ製のガラストップです。
800℃の温度変化に耐えられ、スパイスの瓶や鍋を落としたくらいでは割れません。
ガスバーナーで数分あぶり、直後に氷水につける実験をしましたが、割れませんでしたよ。
しかし、換気扇の掃除をしようと上に乗ったり、高い所にかけた物が落ちて1か所に集中して力がかかると、ひびが入るリスクがあります。
ええ⁉
そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。IHコンロはガラストップ天板ですけど皆さん使っていますよね。
確かにそうだね。
- コンロの上に落ちる位置にものを置かない
- 天板の上に乗らない
この2つを守りましょう。
ステンレスごとくのメリットとデメリット
デリシアはごとくやバーナー(火が出る所)がステンレスで美しく特徴的。
しかい、数回使うと色が焼けて茶色っぽくなります。
え、茶色くなっちゃうの?
そうなんです。それよりもステンレスのゴトクの優秀なポイントは、錆びないのでホーローよりも劣化しにくい所です。
ゴトクはステンレスとホーローから選べるので、焼け色が気になる方は、色焼けの目立ちにくい天板色を選ぶか、黒色のホーローのシリーズをおすすめします。
ステンレスの焼け色が気になる方には、こちらの色がおすすめ。
まとめ:デリシアとリッセ選ぶ時のポイント
長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後までお読みいただいたあなたは、違いがバッチリ分かりましたね。
最後に、大きな違いをおさらいしましょう。
ザ・ココットを使うならデリシア!
無水調理鍋やダッチオーブンを買うと高いですよね。
デリシアは、はじめからついていますし1.7kgと軽量です。
そして、アプリでオート調理ができるので、電子レンジと同じ感覚で調理ができます。
東京ガス対応地域にお住まいの方は、割引価格で購入+取付けが可能です。対応地域は画像をご覧ください。
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お手頃価格で高機能ならリッセ!
ザ・ココットは付いていませんが、リッセはモデルチェンジしたので、機能がデリシアとほとんど変わらなくなりました。
アプリのRレシピ対応になったので、オート調理ができます。
東京ガス対応地域にお住まいの方は、割引価格で購入+取付けが可能です。対応地域は画像をご覧ください。
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ガスコンロを選ぶ際には、ガス種(都市ガス・プロパンガス)を確認することが大切です。
プロパンガスをお使いの方へ:プロパンガスはガス会社が自由に料金を決めます。そのため知らずに高いガス料金を払っている人が多いのです。
自分のガス料金は割高ではないかチェックしてみましょう。
→プロパンガス料金の解説記事でチェックしてみる
デリシアとリッセの取扱説明書
リンナイ取扱説明書のサイト
型番を入れて下さいね。
デリシアは電源タイプ、乾電池タイプ、天板の幅によっても変わります。
それぞれの取扱説明書のpdfも貼っておきますね。
【1分でわかる!】デリシアとリッセの紹介動画
ガスコンロを選ぶ際には、ガス種(都市ガス・プロパンガス)を確認することが大切です。
プロパンガスをお使いの方へ:プロパンガスはガス会社が自由に料金を決めます。そのため知らずに高いガス料金を払っている人が多いのです。
自分のガス料金は割高ではないかチェックしてみましょう。
→プロパンガス料金の解説記事でチェックしてみる
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