デリシアはリンナイの最高級コンロです。
リンナイの技術全てが詰まっている、といってもいいくらいです。
しかしお値段も最高級。
そこが悩んでしまうところですよね。

カタログの紹介ページが、デリシアは33ページなのに対して、リッセが7ページという事からも、デリシアに力が入っているのが分かります。

じゃあリッセよりデリシアの方がいいって事なの?

機能はデリシアの方がたくさんありますが、リッセも優秀です。
この記事ではデリシアとリッセのどこが違うか、選ぶ時の注意点もしっかり解説しますよ。
- デリシアの高級感のある見た目が好き。
- ダッチオーブンや無水調理鍋でオート調理したい。
- 土鍋で炊いたご飯が食べたい。
- お手頃価格で、高機能なコンロが欲しい。
- コンロの他に電子レンジや市販の無水調理鍋も同時に使う予定。
デリシアやリッセを使いこなせば、家電がいらなくなり、キッチンがすっきり使えますよ。




デリシアとリッセは似ているけど、ちょっと違う


リンナイの人気の3機種を松竹梅に例えるとこうなります。
デリシアとリッセの違い9つ

違いが一目でわかるように一覧表にしました。
デリシア(3V乾電池) | リッセ | |
①価格 (60㎝幅タイプ) | 187,265円 (2023.6楽天) | 138,300円 (2023.6楽天) |
②付属容器 | ザ・ココット ココットプレート | ココットプレート |
③鍋なし検知機能 | 〇 | × |
④土鍋炊飯機能 | 〇 | × |
⑤麺ゆで機能 | 〇 | × |
⑥コンロオートメニュー | 〇 | × |
⑦グリルが 上火下火のみで使える | 〇 | × |
⑧天板火力表示 | 〇 | × |
⑨ゴトク、バーナーの素材 | ステンレス ホーロー | ホーロー |

これは分かりやすい。

それでは、違いを順番に解説していきますね。
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違い①価格
2023年6月現在の価格(楽天)
- デリシア 60㎝幅(乾電池タイプ液晶画面) 187,265円
- リッセ 60㎝幅 138,300円
48,965円の差があります。
デリシア付属のザ・ココットが16,207円(楽天)なので、それを差し引くと32,758円の価格差になります。

オーブンレンジの安いものなら1台買える値段ね。

ただ、デリシアは冷凍食材をそのまま調理したり、蒸し料理もできるので、オーブンレンジはあまり使わなくなりますよ。
違い②付属容器(ザ・ココット)

デリシアとリッセの大きな違いは、ザ・ココットが使えるか使えないかです。
ザ・ココットは毎回進化していて、ダッチオーブンみたいな使い方ができます。
グリルで使えるだけでなく、鍋としてコンロにのせて無水調理が出来るようになりました。
コンロ上
- 無水調理(無水カレーなど)
- 80℃低温調理(サラダチキンなど)
- 蒸し料理(茶碗蒸し、プリンなど)
- 煮物(かれいの煮つけ、肉じゃがなど)
グリル
- オーブン料理
- 解凍調理

初期モデルは『重い』との声が多かったため、4.2kgから1.7kgへ驚異的な軽量化を実現!

研修ではパンや無水カレーを作りました。火加減は自動で調節してくれるので、入れたらほったらかし。電子レンジと同じ感覚でした。
食卓にそのまま出せるデザインで、華やかさを演出。


リッセでザ・ココットは使える?

リッセにして、別売りのザ・ココットを買えばいいんじゃない?

使えないことはないですが、16,000円以上出して買うならデリシアを選ぶことがおすすめです。理由は次の通り。
【リッセ+ザ・ココットをおすすめしない理由は3つ】
- オート調理が使えない…コンロ上でもグリルでも火加減、時間設定は自分でしないといけません。
- グリルの上火のみ下火のみの調理ができない…メニューによっては上火や下火だけでいい物がありますが、リッセはその設定ができません。
- リッセの無水調理はレジェロがおすすめ…無水調理がしたいなら、レジェロを購入するとリッセでオート調理ができますよ。



ザ・ココットをコンロ上とグリルで使いたいなら、デリシアを買った方が確かに良さそうだね。
違い③鍋なし検知機能
デリシアは袖口の引火を防ぐ安全装置がついているので、鍋を置いていないと点火しません。
調理中に鍋を持ち上げると、弱火になります。
1分間鍋が乗っていないと自動消火。消し忘れを防止します。

違い④土鍋炊飯機能
デリシアは専用土鍋(別売り)で自動炊飯が出来ます。
今は土鍋で炊いたご飯が人気なので、土鍋炊飯がしたい方はデリシアを選びましょう。

土鍋以外ならリッセでも自動炊飯できますよ。
専用土鍋は、本格的な伊賀焼の土鍋です。多孔質なので保温効果が高くなっています。

違い⑤麺ゆで機能
設定したゆで時間になると、自動で火を消し、吹きこぼれやゆですぎを防ぎます。

違い⑥コンロオートメニュー
定番料理(蒸し野菜、ケーキなど)が自動調理できます。
デリシアは電源タイプと乾電池タイプがありますが、今回は乾電池タイプのデリシアとリッセで比較します。

操作部の種類によってできるメニューが違うので、がんばって画像を作ってみました。


アプリが無くても定番メニューは作れちゃうね!

あたためモードでは、常温、冷蔵そして冷凍もあたためられますよ。

リッセには、操作パネルから選ぶオートメニューはありません。
でも、タイマーや炊飯機能がついているので、操作パネルだけでもかなりのメニューが作れます。

スマホアプリのRレシピを使えば、リッセもオート調理できますよ。

違い⑦グリルが上火のみ下火のみで使える
デリシアのグリルは上火のみ、下火のみを使う設定ができます。
この機能があることで、ザ・ココットのオート調理ができるんです。
違い⑧天板火力表示
デリシアは天板に火力が表示されます。

かがんで火加減を見なくてよいというのは、使ってみるととても便利です。

確かにリッセは、かがまないと見えないね。

そうなんです。1日何回も腰をかがめるのは、負担になることもありますからね。

違い⑨ゴトク、バーナーの素材
デリシアのゴトクは、ステンレスとホーローの2種類があります。
天板カラーが、ツイードシルバーとクリスタルブラックのものが、ホーローゴトクになります。


デリシアのブラックもかっこいい。

リッセのゴトクはすべてホーローになります。
デリシアとリッセの天板カラーの比較
どちらも天板は、ドイツのショット社製、最高級ガラストップです。

全世界で1億8000万枚以上を販売されており、
- 自由の女神の展望台のガラス
- 世界最大級の超巨大望遠鏡のミラー基板
- 欧州宇宙機構の衛星
などに、高い技術が必要な場面で使われています。
丈夫なので、もし焦げついて時間がたってもスクレーパーで削ることができますよ。


フレームがないので、高級感がある天板です。

リッセもフレームがないので、スッキリして高級感があります。

左からクラウドシルバー、スモーキーピンク、ベイクドキャメル、ナイトブラック

ガラスの透明感があって、とても美しいんです。

お友達に自慢できそう。
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コンロの寿命は10年と言われているので、ずっと安心ですね。
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デリシア、リッセ共通の特徴

ここからはデリシアとリッセ、共通の機能の紹介です。

まだあるの?もう疲れてきちゃったなぁ。

ほかのことはもう知ってるよ、という方はここまでで違いの紹介は終わりです。
ここからは、優秀な機能や選ぶ時の注意点も紹介しますよ。

コンロ選びで後悔しないために、しっかり勉強しなくちゃ。
付属容器のココットプレート
ココットプレートはとにかく焼き物が得意!
スリットが開いていて、焼き色はしっかりつくのにグリルは汚れません。

修理費が高くなりがちなグリルの寿命が延びる=コンロの寿命も延びるということです。ぜひ、活用してください。


詳しくは、こちらの記事に書いています↓
どちらも、最上級の便利機能がたくさんあります。

特におすすめのポイントを紹介しますね。
臭いと煙が出ない、スモークオフ機能
800℃のバーナーで、臭いと煙を焼き切ります。
研修で、スモークオフ機能のついていないコンロと、比べる実験をしました。

煙は透明な熱風が出ているみたいな感じ。
魚のにおいはありませんでした。
一番のお気に入りの機能です!

カーテンに、焼き魚のにおいがつく心配もなくなるね

業務用に使われる、セラミックバーナーのグリル
バーナーの部分が、セラミック(陶磁器)で出来でおり、耐久性抜群です。

セラミックが赤く熱を持ち、遠赤外線効果で焼き上げます。

焼き魚や焼き鳥が、本当においしく焼けますよ。
アプリの「⁺Rレシピ」を使ってオート調理ができる
※ザ・ココットと専用土鍋を使うレシピは、デリシアのみ。


このアプリは無料で入れられるので、気になる方は試しに入れてみるといいと思います。

私もリンナイの人に、ぜひ入れておいてくださいと言われたので、スマホに入ってます。対応のコンロが無くてもレシピがいっぱい見れて便利ですよ。

焦げつきにくいイージークリーン
天板の裏側に、放熱効果の高いアルミパネルが貼ってあります。

バーナー周りの温度が69℃ダウン。天板が熱くなりません。

うっかり天板を触って、アチチチって事があるもんね。

その他の機能
安全機能
- 消し忘れ消火機能
- 立ち消え安全機能
- 調理油過熱防止機能
- 焦げ付き消火機能グリル過熱防止機能
- 感震停止装置(震度4以上で消火)
- 点火ロック
調理性能
- 温度調節機能(130℃~220℃ 10℃刻み)
- コンロタイマー
- 炊飯機能
- 湯沸かし機能(保温時間タイマー)
- グリルタイマー
- オートグリル
- 連続オートグリル
- パノラマワイドグリル
その他
- 音声ガイダンス
- レンジフード連動
メリットとデメリット

購入する前に、知っておいた方が良いポイントを紹介します。
ガラストップのメリットとデメリット
- メリット…透明感があり、美しい。熱に強く耐久性がある。
- デメリット…割れるリスクがある。
デリシアとリッセは、最高級のドイツ製のガラストップです。
800℃の温度変化に耐えることができ、スパイスの瓶や鍋を落としたくらいでは割れません。

ガスバーナーで数分あぶり、直後に氷水につける実験をしましたが、割れませんでしたよ。
しかし、換気扇の掃除をしようと上に乗ったり、高い所にかけた物が落ちて1か所に集中して力がかかると、ひびが入るリスクがあります。

ええ⁉

そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。IHコンロはガラストップ天板ですけど皆さん使っていますよね。

確かにそうだね。
- コンロの上に落ちる位置にものを置かない
- 天板の上に乗らない
この2つを守りましょう。
ステンレスゴトクのメリットとデメリット
デリシアはゴトクやバーナー(火が出る所)がステンレスで美しく特徴的ですが、数回使うと色が焼けて茶色っぽくなります。


え、茶色くなっちゃうの?

そうなんです。それよりもステンレスのゴトクの優秀なポイントは、錆びないのでホーローよりも劣化しにくいという所です。
ゴトクはステンレスとホーローから選べるので、焼け色が気になる方は、色焼けの目立ちにくい天板色を選ぶか、黒色のホーローのシリーズをおすすめします。
ステンレスの焼け色が気になる方には、こちらの色がおすすめ。

デリシアとリッセ、迷った時の選ぶポイント
ザ・ココットを使いたいなら、デリシアがおすすめ!
無水調理鍋やダッチオーブンを買うと高いですよね。
デリシアは、はじめからついていますし1.7kgと軽量です。
そして、アプリでオート調理ができるので、電子レンジと同じ感覚で調理ができます。

東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・山梨にお住まいの方限定。
お手頃価格で高機能コンロが欲しいなら、リッセがおすすめ!
ザ・ココットは付いていませんが、リッセはモデルチェンジしたので、機能がデリシアとほとんど変わらなくなりました。
アプリのRレシピ対応になったので、オート調理ができます。


東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・山梨にお住まいの方限定。
取扱説明書
リンナイ取扱説明書のサイト

型番を入れて下さいね。
デリシアは電源タイプ、乾電池タイプ、天板の幅によっても変わります。
それぞれの取扱説明書のpdfも貼っておきます。
【1分でわかる!】デリシアとリッセの紹介動画
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