最高級コンロのデリシアは
「デリシアが欲しい!」
と購入された方の評判がいいのに対して、
営業に勧められるまま購入した方からは
「機能が多くて使いづらい。」
「いちいち音がなってうるさい(鳴らないように出来ますよ)」
という感想が聞かれたり、
大きく意見が分かれる印象です。
せっかく奮発して買ったのに、後悔するのは悲しいですよね。

デリシアがあなたの生活スタイルに合うかどうか見極めるため、仕事でお客様のコンロ選びをお手伝いしている私がサポートしますよ。

デリシアのデメリット5つ
失敗しないために知っておきたい、デメリットから紹介していきますね。
デメリット①とにかくよくしゃべる
これは「分かりやすい」というお客様と「うるさい」と感じるお客様と意見が分かれます。
例えば、グリルのオート調理で魚を焼くとき

- グリル、魚オートです。
- メニューを選んでください。
- 姿焼きです。
- まもなく終了します。
- グリル魚オート、終了しました。
- グリル扉が熱くなっています、注意してください。
こんな感じでしゃべります。
これがピーっという音だけだったら、何のお知らせか分からなくなってしまいそうですね。
ほかにもしゃべります。

- 右コンロ、温度が高くなっています。
- 安全装置が働き火力調節できません。
安全機能や調理機能がたくさんあるから、しゃべって分かりやすくしているのですね。
いちいちコンロのそばに行って確認するのは面倒なものです。

気になるようでしたら、消音にすれば静かになります。
デメリット②鍋を置かないと火がつかない
デリシアを設置したばかりのお客様から「火がつかないので見に来て欲しい」という問い合わせがあります。
デリシアには、袖口の引火を防ぐ機能がついているので、手前2つのコンロは鍋を置かないと火がつかないのです。
そして、鍋無し検知機能は優秀すぎて、ちょっとでも鍋を乗せるより点火のタイミングが早いと点火してくれません。

鍋を置く→電源ON→点火ボタン押す
という流れで点火しましょう。
デメリット③点火の前に電源ボタンを押す必要がある
これは、いきなり点火するタイプのコンロから買い替えると、慣れるまでは戸惑ってしまう方もいらっしゃいます。
デメリット④ステンレスのごとくが茶色くなる
デリシアはゴトクやバーナーがステンレスで美しいですが、数回使うと色が焼けて茶色っぽくなります。

ステンレスのピカピカに惹かれて購入された場合、知らないと「え…」ってなるかもしれません。
これはステンレスクリーナーをラップにつけてこすれば、そこそこきれいになります。


それよりもステンレスのゴトクの優秀なポイントは、錆びないのでホーローよりも劣化しにくいという所です。
天板カラーをスパークリングカッパー(人気色)にすると色焼けが目立ちにくいですよ。

リンナイHPより

ステンレスゴトクはホーローゴトクの倍以上の価格になります。
汚れがひどくなったら交換しようと考えている場合は参考にして下さいね。


ステンレスは、価格からも分かる通り高級な素材なんです。
デリシアはステンレスタイプとホーロータイプから選べますから
焼け色が気になる方はホーロータイプを選びましょう。

デメリット⑤電池交換が分かりづらい
電池式のデリシアは電池交換をしないといけません。電源タイプは大丈夫です。
とってもわかりにくい所に電池があるので、交換の仕方が分からないとお客様からお問い合わせがあります。
※電池交換の目安は1年

操作パネルのカバーをパキっと手前に引っ張るのですが、はじめはツメが折れるんじゃないかとドキドキしました。
この動画を見ておけば、もう電池交換で戸惑うことはありませんね。
補足::ガラストップ天板が割れることがある
デリシアのガラストップは宇宙の衛星で使われるくらい高性能ですが、一点集中で負荷がかかると割れる事があります。
よくあるのが、換気扇の掃除の際に上に乗ったら割れてしまった…という場合。
あと、高い所のコップを落として、ヒビが入ってしまったという方もいらっしゃいました。
交換するとなんと5万円くらいかかってしまうんです。広めの天板だともっと高額に。

ええ⁉

そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。IHコンロはガラストップ天板ですけど皆さん使っていますよね。

確かにそうだね。
- コンロの上に落ちる位置にものを置かない
- 天板の上に乗らない
この2つを守りましょう。

割れるのが心配な方は、見た目がデリシアそっくりで、割れない天板が選べるクレアがおすすめです。
デリシアのメリット5つ
今度はお客様から好評だったことを紹介しますね。
メリット①とにかく見た目が美しい
家を建てる際にショールームで見て気に入り、購入される方が多いんですよ。
ご主人が気に入って、奥様を説得して購入なんて事もあります。

ショールームで一目ぼれして購入を決めました!
下の画像を見ていただけますか?ガラストップ天板に細かい模様が入っていますよね。

これが本当に美しいんです。

メリット②無水調理鍋とダッチオーブンの機能を備えた「ザ・ココット」が付属

ザ・ココットが使いたいために、はじめからデリシアしか眼中にないお客様もいらっしゃいます。
ザ・ココットは進化してグリルで使えるだけではなく、コンロに乗せて無水調理もできるようになりました。

研修ではパンを焼きました。80℃の低温調理もできるのでサラダチキンも電子レンジに入れるのと同じ感覚で格段においしく出来ます。
- 無水調理
- 低温調理
- 蒸し料理
- オーブン料理
- 解凍調理
メリット③かがまなくても火加減が分かる

これは、気にしていなかったんですが、なるほどと感じた点です。

のぞき込まなくて良いというのは楽ね。
デリシアは火力は天板に表示されるので、かがまなくても火加減がわかるんですよね。
100V電源タイプのデリシアは、タイマーや温度も表示されます。

メリット④お手入れが簡単
天板に、高級価格帯のコンロにしか搭載されないヒートオフ機能が付いています。
熱を逃がすので、天板に汚れがこびりつきません。
だから、1日の終わりに、テーブルを拭くように濡れふきんでふくだけでOK。
そして、デリシアのガラストップの特徴はスクレーパーが使えること。
汚れを放置して、こびりついても安心なんです。

研修センターではわざと汚れをこびりつかせたりするので、スクレーパーで落としていました。
市販のクレンザーを付けてスクレーパーでこすると、笑っちゃうくらい簡単に取れますよ。
お客様にお教えすると、とても喜んでもらえるお手入れ法です。
メリット⑤臭いと煙が出ない業務用レベルのグリル

一押しの機能がこちら。
スモークオフと言って高温でにおいを焼き切る機能が付いています。



スモークオフ機能のついていないコンロと同時に魚を焼いたのですが、スモークオフ機能のついていないコンロは白い煙が出ているのに対し、デリシアは透明な熱風が出ている感じ。
においもそばに行って嗅いでみたけど、ほとんど臭わなかったです(99%カット)。
最近の住宅は気密性が高いので、臭わないのは嬉しいポイントですよね。
東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・山梨にお住まいの方限定ですが、東京ガスグループのスミレナを利用することが出来ます。
3つのサービス
- 24時間コールセンターの受付
- 緊急のトラブルにも無償で駆けつけ
- 10年間の修理保証つき
LINEやメールで無料相談できます。

コンロに寿命は10年と言われているので、ずっと安心ですね。
補足:キッチン家電がいらなくなり、電気代の節約にもなる
デリシアの調理機能を使いこなすと、気持ちも楽になりますが、キッチンのスペースが広がり掃除も楽になりますよ。

1日かかって動画にまとめたので、良かったら見て下さい。
まとめ:デリシアは最上級モデルなので機能がたくさんある
- とにかくよくしゃべる
- 鍋を置かないと火がつかない
- 点火の前に電源ボタンを押す必要がある
- ステンレスのごとくが茶色くなる
- 電池交換が分かりづらい
- とにかく見た目が美しい
- 無水調理鍋とダッチオーブンの機能を備えた「ザ・ココット」付属
- かがまなくても火加減が分かる
- お手入れが簡単
- 臭いと煙が出ない業務用レベルのグリル
デリシアはリンナイが総力を結集して開発している最上級コンロなので、調理機能も安全機能も最高ランクです。

デリシアを1度使うと『次もデリシア』というリピーターが多いんですよ。メリットデメリットを理解したうえで、キッチンに立つのが楽しくなるコンロを選んでくださいね。

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