ガスメーカーの代表格リンナイとパロマ。
よく見かける名前だけど、どっちを選べばいいのか分かりませんよね。
コンロはそれぞれ特徴が違います。
昨日ガス屋が集まる機会があり、工事担当の方とパロマとリンナイどちらのコンロが良いかという雑談をしました。
その内容も踏まえてコンロを選ぶ時の参考になるように解説したいと思います。
性能重視ならリンナイ価格重視ならパロマ
いきなり結論から書くと
性能はリンナイ、価格重視ならパロマ。
という話になりました。
お金をかければ性能はよくできる、けど手頃価格でそこそこ性能の良いものを…。
と頑張っているのがパロマではないかと。
これは根拠のない話なので、参考程度にしてくださいね。ガス屋どうし(3人)では、パロマの方が壊れやすいという意見で一致しました。
個人的にそれぞれ良いと思う所
リンナイは赤、パロマは黄色で色分けして分かりやすく比較していきます。
リンナイ
- グリルプレート…リンナイの方がパリッと焼ける。
- グリル…リンナイの上級モデルについているスモークオフ機能(煙が出なくて臭わない)が最高。
- バーナー…壊れにくいので良い。
パロマ
- 天板…衝撃にはパロマのハイパーガラスコートが最強!
- 天板…パロマのすっきりトップは下にごみが落ちないし、空いたスペースが使えるので大変良い。
- 価格…パロマの方が安い。
リンナイとパロマのコンロを比較
これから比較することを一覧表にしてみました。
リンナイ | パロマ | |
価格 | 高い | 安い |
グリルプレート | ココットプレート 焼き上がりが パリッとしている | ラ・クック 深さがあるので カップケーキも作れる |
グリル性能 | 高い | 普通 |
ガラストップ天板 | ドイツ製の高級品 | 日本製 |
ホーローにガラス コーティングの天板 | 割れないし丈夫 | とにかく頑丈 |
バーナー | 壊れにくい | |
低荷重センサー付き (軽い鍋がぐらつかない) | マイトーン | フェイシス ウィズナ リプラ |
リンナイとパロマで、似ている機能を比較しますね。
グリルプレートを比較
グリル内の汚れが飛び散るのを防ぐために使う容器です。
焼き物のパリッと感は、リンナイの方が上、グラタンなど、容器に深さのいる料理はパロマのほうが上手にできます。
対応コンロじゃないとサイズが合わない事があるので、購入する場合は気を付けて下さい。
グリルプレートのカラーバリエーション
黒だけではなくカラーのプレートもあって、リンナイのはパステルカラー、パロマは深くておいしそうな色です。
リンナイ ココットプレート
焼き色を付けるため上に切れ込みの穴があります。
この切れ込みの幅を決めるのに試作を重ねました!自信作です!
バーナーの幅とココットプレートの切れ込みの幅が同じになっていて、飛び散った油はバーナーで焼き切ることができるというこだわり。これで直火が届いて汚れはグリル内につかないしくみです。
ワイドサイズと標準サイズがあるので、コンロの対応している方を選びます。
こちらは標準サイズです↓
ココットプレートのメリットデメリットについて、解説している記事はこちらです。
パロマ ラ・クック
パロマのプレートは蒸気を逃がす小さい穴が隅の方に開いています。
内側に塗装がしてあって、遠赤外線効果があります。
実際に研修でサンマを焼くのを見ましたがちゃんと焼き色が付くんですよね、不思議です。
ラ・クックは深さが4cm あるのでカップケーキも焼けます。
専用シートを使うと洗う手間もかかりません。
リンナイのお部屋が臭くならないスモークオフ機能
リンナイの上位モデルは煙とにおいをカットする機能がついています。
そして業務用で使われるセラミックバーナー(陶磁器で出来ているので錆びる心配がない)の超高温+遠赤外線効果で焼き魚や焼き鳥がおいしく焼け、お部屋もほとんど臭くなりません。
煙は本当に少ない。
標準バーナーのグリルからは白い煙が出ているのに対して、セラミックバーナーのグリルからは透明な熱風が出ているように見えました。
天板の比較
ガラストップ天板
リンナイの上位モデル(デリシア、リッセなど)はドイツ製の車のフロントガラスにも使われる丈夫な天板です。
それ以外のリンナイ製品やパロマのガラストップは国産のガラストップになります。
ホーローにガラスコーティングがしてある天板
パロマがハイパーガラスコート、リンナイがパールクリスタルと言います。
どちらも傷に強く、上に乗っても割れたりすることはありません。
パロマはガラストップ天板より、このハイパーガラスコートを推しているようです。
パロマのハイパーガラスコート天板とリンナイのクリスタルコート天板を比べるとハイパーガラスコート天板の方がかなり重いので、作りが違う印象です。
パロマの天板で75cmタイプのものだとすっきりトップを採用されているコンロがあるのですが、私はこの天板が好きです。
(下にビルトインオーブンを設置する場合は使えません。)
なんでグリルの幅より大きな排気口が開いているのかというと、この排気口の幅はオーブンついている場合の規格になっています。
下にオーブンがないお家がほとんどだと思うので、排気口の両サイドはただ開いているだけの状態なのです。
リンナイの、ホーローにガラスコーティングがしてある天板パールクリスタル)の耐久実験をしてみましたよ。
パロマの方が丈夫とはいえ、こちらも丈夫でした。
リンナイのキャップレスバーナー
最近のリンナイのバーナーの良い点は壊れにくい所。
昔のリンナイのコンロや他社のコンロのバーナーは、ここが壊れる事が多いのです。
お鍋がぐらつかない低荷重センサー付きコンロ
最近のコンロには安全装置がバーナーの真ん中についていて、軽いお鍋やフライパンを載せるとカタカタ傾いてしまう事があります。
私はこれが本当に苦手なのです。
そこで低荷重センサーと言って、ばねの力が弱くぐらつきにくいモデルもあります。
高度な感知をしようと思うとどうしてもセンサーがお鍋に密着しないと測れないので、高価格帯の商品ではなくお手頃価格のコンロに搭載されているみたいです。
パロマの方が沢山あります。
まとめ
- リンナイ 売上台数トップ 機能が優れている
- パロマ 見た目が良くてお手頃価格
- ガラストップ天板がドイツ製の高級品。
- バーナーが壊れない構造になっている。
- スモークレスグリルはお部屋が臭くならない。
- 価格が安い。
- パイパーガラスコートの天板はとっても丈夫。
- すっきりトップの天板は、排気口のお掃除が楽で鍋の仮置きが出来る。
コンロは高額だし、一度買うと10年以上使うことが多いのでしっかり選びたいですね。
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