コンロの天板はとにかく美しいガラストップや、割れる心配がなくてとっても丈夫なガラスコートなど材質によってずいぶん違います。
オシャレな色がいいけど、割れる心配がない天板がいいな。
それならガラスコート一択ですね。
見た目だけで選んで失敗しないように解説しましたよ。
(会社にあったクリスタルコート天板で耐久実験もしましたよ。)
天板の幅は2種類ある
60㎝幅が一般的ですが75㎝幅もあるもの、逆に75㎝幅しかない物もあります。
天板ごとのメリットデメリット一覧表
まずは、一目でわかるように一覧表にしました。
天板の種類 | メリット | デメリット |
ガラストップ | ・見た目が美しい ・耐久性がある ・お手入れしやすい | ・割れるリスクがある |
ガラスコート | ・いろんな色がある ・衝撃に強い | ・ガラスのような透明感がない ・長期間の使用ではげることがある |
アルミ | ・汚れが付きにくい | ・傷がつきやすい |
ホーロー | ・安い | ・傷から錆びることがある |
ステンレス | ・業務用で使われる素材 ・錆びない ・ゴシゴシこすれる | ・小さな傷がつく(ただそれも味の一つ) |
天板の特徴 ガラストップ
大きく2つに分かれます。
- セランガラス(リンナイの高級グレードに使用されている)宇宙の衛星や自由の女神の展望台に使われるほど丈夫。金属のスクレーパーを使ってお手入れができるのが大きな特徴。
- 国産ガラス リンナイの標準グレード、他社のガラストップで使用されている。
- メリット 透明感があり見た目が美しい
- デメリット 割れるリスクがある
ただ、簡単には割れません。IHコンロもガラストップですが皆さん使っていますよね。
天板の上に乗る(換気扇の掃除でやりがち)などをしなければ大丈夫です。
- 天板の中の最上級グレード。
- 強化ガラスを使用しているため耐久性に優れ、強度がある。
- ガラスの透明感があり見た目が美しい
焦げ付きはクレンザーをつけてラップをくしゃくしゃにしたもので擦るときれいになりますよ。
メーカーによって品質が違います↓
- 上級グレード…ドイツのショット社のセランガラス。
車のフロントガラスに採用されるほどの耐久性があり外観も美しい。
丈夫なので金属スクレーパーを使って、こびりつきをこすってもOK。 - 標準グレード…日本製。
ノーリツと同じ日本電気ガラス製。
親水アクアコートは施されていないがリーズナブルな価格設定。
パロマではガラストップよりガラスコートの方がお手入れがしやすいとなっています。
日本電気ガラス製。親水性の特殊なコーティング親水アクアコートが施されており、汚れを水だけで浮かせて落とすことが出来る。
天板の裏にアルミが貼ってあるものは、こげつきにくいのでお手入れがしやすいです。
天板の特徴 ガラスコート
ガラストップと違い透明感はないが、割れないのが大きな強みです。
- ホーローにガラスコーティングを施したもの
- 見た目はガラストップのようにきれいで焼き付きやこびりつきが起きにくいが、長時間使用するとコーティングが剝がれることもある
- カラーバリエーションが豊富
- ガラスのような透明感はなく、ほんの少ーし表面がポコポコしている
- 呼び方はメーカーによって違います。
リンナイ→パールクリスタル
パロマ→ハイパーガラスコート - 物を落としても割れない
パールクリスタル、ハイパーガラスコート耐久実験動画
会社に撤去して来たリンナイのクリスタルコートの天板があったので、実験した動画です。
想像以上に強かった。金ダワシでこすっても全く問題なさそうです。
ちっさい字で文字が書いてありますが、大したこと書いてないので読めなくても問題ないです
パロマの天板とリンナイの天板を比べるとパロマの天板の方がかなり重いです。
どちらも丈夫ですよ。
パロマのハイパーガラスコートの耐衝撃実験。鉄球を落としたりしてます。
天板の特徴 アルミ
一番汚れが付きにくい天板です。
高価格帯のガラストップコンロの裏にはアルミのパネルを貼り、熱を逃がしやすい加工がしてあります(下の画像)
アルミは熱を逃がすので汚れがこびりつかないのです。すべてアルミの天板なら、さらに熱を逃がす性能が上がることが分かりますよね。
アルミの天板の特徴
- 熱を逃しやすく天板の温度が上がらないので汚れが焦げつきにくい
- ツヤがなく落ち着いた質感
- 素材が柔らかいため力を入れたりこすると傷が付きやすい
- 色はシルバーのみ
- 高価
見た目はこんな感じ↓
ノーリツのピアット ラックリーナはブラックでかっこいいです。
アルミの表面に、テフロンプラチナ加工がされていてお手入れ簡単!
天板の特徴 ホーロー
- お手頃価格
- 鉄、アルミニウムなどの金属の表面にガラス質を焼き付けたもの
- 耐久性に優れるが塗装が剥げたところは錆びやすい
- 天板とバーナーリングが一体化していて洗いやすいものがある
見た目はこんな感じ↓
なんと言っても安い!
天板の特徴 ステンレス
- 業務用で使われる
- 本格派な感じがする(母ちゃんの私見です)
見た目はこんな感じ↓
外国映画に出てくるみたいでカッコイイ
まとめ:天板選びはメリットデメリットを把握して選ぼう
- ガラストップ天板の美しさ
- 熱を逃がして汚れが付きにくいステンレス天板
- プロの厨房のようなアルミの天板
パッと見ただけでは分からないメリットデメリットがあります。
コンロは10年近く使うものです、あなたのお気に入りを見つけて下さいね。
ガラストップにひびが入ってしまい5万円近くかけて交換することになってしまったお客様の体験から、ガラストップの特徴や注意点などが書いてあります↓
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