ガス料金の値上げが止まりません。
なんとか節約を考えている方が多いと思いますが、ガス料金のしくみは分かりにくいです。
ガス屋で働く私でも内容をきちんと調べてから比べないと、料金表を見て比べただけでは得なのか損なのか判断できません。
今回は、料金の見かたと節約方法を2つの家庭を例に分かりやすく書きました。

ガスは2種類ある
まずガスには2種類あってLPガス(プロパンガス)と都市ガスがあります。
価格はLPガス(プロパンガス)の方が高いです。
ガス料金は会社によって自由に設定できるのでそれぞれ違います。
従量料金が会社によってかなり違う
ガス料金は2つに分かれています。
分かりやすい金額の例で説明します。
- 基 本 料 金 設備や配管、配送費用などガスを安全に管理するための料金
- 従量料金 使ったガスの分の料金
使った分のガスのお金が従量料金です。
節約するとここに成果が表れます。
会社A
基本料金 | 従量料金 |
2,000円 | 480円 |
↑この会社はどれだけガスを使っても従量料金は同じです。
会社B
基本料金 | 使用量 | 従量料金 |
2,000円 | 0~1㎥ | 500円 |
1.1~10㎥ | 460円 | |
10.1~30㎥ | 430円 | |
30㎥~ | 400円 |
↑この会社はガスを沢山使うほど料金が安くなっていきます。
ガスの使い方によってどこのガス屋さんがお得かというのは変わってきます。
何とかわかりやすく説明したい!
ガスをほとんど使わない田中さんと、ガスを沢山使う山本さんファミリーの例で説明します。
会社Aの場合
基本料金 | 従量料金 |
2,000円 | 480円 |


会社Bの場合
基本料金 | 使用量 | 従量料金 |
2,000円 | 0~1㎥ | 500円 |
1.1~10㎥ | 460円 | |
10.1~30㎥ | 430円 | |
30㎥~ | 400円 |


ガスをほとんど使わない田中さんは会社Aの方が安いし、ガスを沢山使う山本さんファミリーは会社Bの方が安くなります。
会社A | 会社B | 結果 | |
田中さん | 2,048円 | 2,050円 | 会社Aの方が安い |
山本さんファミリー | 16,400円 | 15,900円 | 会社Bの方が安い |
基本料金に何が含まれているかも会社によって違う
基本料金2000円としまして
基本料金の中には、設備を安全に維持するためのお金が入っています。
ボンベを配達するコストや設備費の管理費など
※ガス漏れ警報器のお金は基本料金に含まれている会社もあれば別にリース料がかかる会社もあります。

ここは基本料金1800円だから2000円の会社より安い!
と一概には言えないです。ややこしいですね…。
ガスの節約の方法
まず、節約効果が出やすいのは給湯器です。ガスを沢山使いますので。
コンロしかついていない田中さんとコンロと給湯器をバンバン使う山本さんファミリーの例でいうと、
田中さんは節約しても数十円変わるかな?くらいですが山本さんファミリーだと数百円単位で節約出来ます。
コンロで出来る節約の方法
- お鍋からはみ出るほど火を強くしない 熱が外側に逃げてしまいます。
- お湯を沸かす時は時間があれば室温でしばらく置いてから 水の温度が低いとそれだけガスを消費します。
麦茶を作ったり、うどんを茹でたりとか大量に沸かす時に効果が出やすいです。 - バーナーが詰まっていたら掃除しておく 炎が変な方向向いたり出ていない部分があったりすると効率が落ちます。
節約効果が出やすい季節は圧倒的に冬!
何といっても水の温度が低くなります。
30℃の水を沸かすのと5℃の水を沸かすのでは使うガスの量がだいぶ変わります。
給湯器が付いていると冬になるとガス料金が2倍くらいになるなんてお家もあります。
給湯器の節約方法
- 自動湯はり機能があれば使う お湯を出しっぱなしにするという痛恨のミスを防ぎます。
- 混合水栓(↓みたいなやつ)で水を出す場合はレバーをしっかり水の方へ回して使う 中途半端な位置にしておくと給湯器が動いてしまいます。

給湯器の寿命を延ばす使い方
使い方を間違って器具が壊れてしまったら節約も何も数万円のお金がかかってしまいますのでこちらもどうぞ。
- ちょっとしか出さないなら水だけ使う 数秒出すだけでもお湯にするとウイ~ンと給湯器が働きだします。
働いた回数と時間だけ寿命が縮まります。 - 給湯器の電源を抜かない やる人はほとんどいないと思いますが、給湯器の凍結防止のヒーターとかついているので抜いてしまうと働かないです。
- 追い炊き機能が付いている給湯器は冬は浴槽のお湯を抜かない 寒いと自動で運転して凍結を防ぎます。
- 追い炊き機能が付いている給湯器は入浴剤を使う時は注意する 他の記事でもちょっと書きましたが炭酸ガス、白濁するもの、塩分、硫黄の入っている物は使用しない方がいいし、そうでない入浴剤を使う時も追い焚きをしない方が良いです。
- 給排気口付近にものを置いたり壁を作ったりしない 高温になって危ないし不完全燃焼の危険があります 燃焼効率が悪くなって給湯器に負担がかかります。
節約効果が一番出やすいのは【ガス会社を変更する事】
給湯器を設置していてガスを沢山使う山本さんファミリーのガス料金の計算で、ガス会社Aとガス会社Bを比較したら500円違っていましたね。
会社A | 会社B | 結果 | |
田中さん | 2,048円 | 2,050円 | 会社Aの方が安い |
山本さん ファミリー | 16,400円 | 15,900円 | 会社Bの方が安い |
給湯器を設置しているお宅はガス会社を乗り換えると、年間数万円節約できる可能性があります。
くわしくは下の記事に書きました。

分かりやすく書いたので、良かったら読んでみて下さい。
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