最近SNSで、ガス会社を乗り換えることで節約ができるという発信が増え、ガス会社の乗り換えをする方が非常に増えました。
しかし、注意点もあります。
違約金が2万円かかるって言われちゃった。
ここでは、プロパンガス会社を乗り換えるときによくあるトラブルとその対処法を紹介します。
トラブル回避の方法をしっかり学んで、失敗のない乗り換えをしましょう!
トラブル1:違約金が発生する
プロパンガス会社によっては、契約期間の途中で解約すると違約金が発生する場合があります。違約金は数万円かかることもあるので、乗り換えを検討する前に必ず確認しておきましょう。
解約金が発生する場合は契約書に書いてあるはずです。
契約書が見当たらない場合は以下のことをチェックしてください。当てはまる場合は契約から10年以内だと違約金がかかる可能性があります。
- 今の家は新築で購入した
- ガスの配管工事代金を払っていない
- 給湯器やガスコンロなどを無償で取り付けてもらった
よくある解約金の事例2つを紹介します。
(例1)配管工事を無料でやってもらうと、配管の所有者がガス会社名義になっていることが多く、ガス会社から買い取る形になります。
(例2)給湯器やコンロを無料でつけてもらった場合、ガス会社を乗り換えるときは、残りのお金を払わなければいけません。
対処法:
- 違約金を乗り換え先のガス会社が負担してくれるかもしれないので、聞いてみる。
- 解約違約金が高額な場合は、契約期間が満了してから乗り換える。
契約期間は10年以上が多いです。
うちはまだ5年しか経ってないから、違約金を払っても得になるかを計算した方がいいって事だね。
トラブル2:旧ガス会社に引き留められる
乗りかえ会社におまかせしていたのに、前のガス会社が引きとめに来たんだけど。
ガス会社には1週間ルールというものがあります。
プロパンガス業者の切り替えは、現在契約中のガス会社がOKしない限り、1週間以上あけてからおこなう。
というものです。
これは、2つの意味があります。
- 契約中のガス会社が、切り替え時期をわざと引き延ばすことを防ぐ。
- 訪問販売の悪徳事業者と契約してしまったお客様を守る(クーリングオフのようなもの)
セールスに乗せられて契約してしまったけど、よく考えてみたら不利な条件だった。
なんて時に1週間設けられている事で頭を冷やして考えることができるわけです。
そして、この切り替え1週間の間に、前のガス会社が「もう一度考え直してもらえませんか?」と引き留めに来ることがまれにあります。
こんなめんどくさい事になるなんて、思わなかったな。
ちょっと待って、これはチャンスなんですよ!
対処法:
引き止めに来るということは、そのガス会社にとって大切なお客様だったということです。
ぜひ、値下げ交渉をして下さい!
相手から出向いている場合は自分の方が立場か強いのです。新しいガス会社の条件は〇〇円だから、この値段にしてほしいと話してみましょう。
ダメだったら「じゃあ乗りかえます。」と言えばいい。断りやすいですね。
なるほど!チャンスだったんだね。
トラブル3:連絡が遅れる
こちらは、ガス会社乗り換えサイトを使わずに、自分で交渉するときの注意点です。
プロパンガス会社を乗り換えるときは、新しいガス会社と古いガス会社に連絡する必要があります。連絡が遅れると、ガスが使えなくなったり、二重に請求されたりするなどの問題が発生することがあります。
対処法:
新しいガス会社や古いガス会社との連絡は、必ず早めに行い、確認するようにしましょう。また、連絡内容を記録しておくと、トラブル発生時に役立ちます。
明日撤去してください、と言われると困ってしまいます。2週間前までには古いガス会社に解約したいと伝えておきましょう。
ガス設備士のスケジュール調整、料金支払いの処理やその日までのガス料金の算出など。準備しないと対処できないことがあるからです。
トラブル4:安くしてもまた値上げされる
安い会社に乗り換えたつもりが、知らないうちに値上げされていたという場合があります。
対処法:
料金表を定期的にチェックする。
値上げのお知らせを配布するガス会社もありますが、HPで料金表を公開している場合は配布しない場合もあります。定期的にチェックしましょう。比較サイトから乗り換えると監視保証がついています。
業界裏話ですが、ガスの使用量の減る暖かい時期に値上げすることが多いです。
トラブル5:乗り換え先のガス会社に断られる
料金やサービス内容、口コミなどを参考に、自分に合ったガス会社を選び、新しいガス会社に申し込みをしようとしたら、いい返事をもらえなかった。なんてことがあります。
なぜかというと、小さなプロパンガス会社は組合を作っていることが多く、災害や対応しきれない規模の火事が起こった時などに、助け合いをしています。
だから、ガス屋同士であまり顧客を取ったとられたの、いざこざを起こしたくないのです。
そうだったんだ。
対処法:
プロパンガス料金比較サイトの活用。プロパンガス料金プロパンガス料金比較サイトを使うと、淡々と乗り換えの手続きを進めてくれるため、個人で行うより乗り換えが成功する確率が高いです。
まとめ:しっかり予習してトラブルを回避しましょう!
トラブル1:解約違約金が発生する
トラブル2:旧ガス会社に引き留められる
トラブル3:連絡が遅れる
トラブル4:安くしてもまた値上げされる
トラブル5:乗り換え先のガス会社に断られる
プロパンガス会社を乗り換えることで、ガス代を安くすることができます。
しかし、乗り換える前に、トラブルがないように確認しておくことが大切です。
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