夏のごはんは、常温より炊飯器で保温しておいた方が腐りにくいです。
先日、炊飯器を購入されたお客様から
長い時間保温してるとご飯が固くなっちゃうから、保温の温度を低くしたいんだけど出来ない?
というお問い合わせがありました。
保温の温度を変える事は出来ません。それには理由があります。
夏に保温しているご飯は腐らないの?
正しく保温していれば腐らないです。
正しくとは説明書に書いてあることを守るという事です。
例えば
- 決まった時間以上は保温しない
- しゃもじを入れっぱなしにしない
- 保温を切ったり入れなりしない
などです。
どうして保温しているご飯が腐らないの?
雑菌が繁殖しやすい温度は30~40℃です。
保温の温度は腐りにくいように高めに設定されています。
夏でも外の気温は関係なく、常に高めの温度(60℃以上)になっているので腐らないのです。
だから保温を低い温度にできないんだね。
何時間まで保温しても大丈夫なの?
これは炊飯器によって違うので、説明書を見ていただかないと分かりませんが、例えばリンナイの炊飯器だと12時間となっています。
蓋を開けたり閉めたりするので雑菌が入りますから、保温時間は守らないといけないんです。
保温しているご飯が臭くなる 黄色くなる。
保温していると、ごはんがカピカピになったり黄色くなったりしますよね。
これは、コツをつかむと防ぐことが出来ます。
ごはんをおいしく保温するコツ
- ごはんを真ん中によせる
- 内ぶた、外ぶたのロックを確実にする。
- 少量(茶碗1~2杯程度)の保温は避ける。
- 直接風の当たる場所(扇風機やエアコン)では保温しない。
- 炊き込みご飯は保温しない。
炊き込みご飯のメニューから炊飯した場合は、保温にならない炊飯器が多いと思います。
そして、炊飯器のこまめなお手入れも、おいしく保温する大切なポイントです。
炊飯器のお手入れのしかた
内ぶたは毎日外して洗う事をおススメします。
内ぶたを固定するパッキンは消耗品なので、ゆるゆるになってきますが取り寄せできますから痛んだら変えるつもりで。
例えばリンナイのガス炊飯器『こがまる』だとこんな感じです。
つゆ受けのお手入れ
電気でもガスでも炊飯器のつくりは似ていると思うので、参考になればという事で貼っておきます。
炊飯器のにおいが気になるときの対処法
炊き込みご飯をしたり、長時間保温して臭いが気になるときのお手入れ方法です。
まとめ
- 炊飯器で保温したご飯は腐りにくい温度になっているので、夏は常温で置くよりも保温しておいた方が痛みにくい。
- 炊き込みご飯は保温できない。
- 炊飯器のお手入れをまめにして、コツを抑えるとおいしく保温できる。
以上、ごはんは夏でも腐らないように計算された温度で保温されているんですよ。というお話でした。
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