「一目惚れするほど美しい」「掃除が劇的にラク」と話題のオルシェ。
でも、ネット上には良い口コミばかりで、「本当に欠点はないの?」と逆に不安になりませんか?
「こんなはずじゃなかった」という後悔だけは絶対に避けたいですよね。

今回はプロとして、あえて皆さんが一番知りたい「デメリット」から包み隠さずお話しします。
弱点もすべて知った上で、それでも「買い」なのか? プロの本音をお伝えしますね。

1分でわかる「オルシェ」
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ノーリツの中で、オルシェは真ん中の「中級グレード」
高級機の機能と、使いやすさを合わせた「いいとこ取り」の機種です。
主な特徴はこの3つ!
オルシェのデメリット5つ

どんなに優秀なコンロでも、使い方によっては「合う・合わない」が必ずあります。
実際の使用感をプロの視点でズバリ解説します。
デメリット①庫内クリーンが面倒
オルシェはグリルで焼き網を使った後に、庫内のニオイを焼き切るボタン(庫内クリーン)がついています。
例えば「焼き魚の後トーストを焼きたい」ときなど、においがうつる心配がなくて便利です。

ただ、
- 庫内を冷ます
- サイドカバーと焼き網を外す
- ボタンを押す
という手間がかかります。
必要な時だけ使うと良いですね。
デメリット②ステンレスが茶色くなる
オルシェはごとくをステンレスとホーローから選べますが、ステンレスは焼けて茶色くなります。
たった一度の使用で茶色く変色し、元に戻すのは至難の業です。
ただ、変色はしますが『絶対に錆びない』のが最大の強み。

部品価格もホーローより高価で優秀な素材です。
変色しても目立たない天板の色にするのがおすすめですよ。

上級グレードのプログレにゴールド色の天板があるのは、ステンレスの焼け色を目立たせないためかな?と考えています。
デメリット③炎が小さく見える
実際の不安の声
バーナーが小さいから、大きなフライパン(28cm)で餃子を焼くとき、端が生焼けにならない?
確かに火が中心に寄っているように見えますね。


ですが、オルシェの炎は渦を巻きながら横に広がるため、鍋底全体に熱が伝わりやすいんです。
大きなフライパンでも、端までしっかり熱が届くので、焼きムラの心配は無用です。
200gのお湯を沸かすスピードを従来品と比べたら33秒速かった実験結果もあります。

実際の加熱パワーは十分ですよ。
デメリット④ロティプレートは手洗い
実際の不安の声
網がないのは良いけど、ロティプレートは大きくて洗うのが大変そう。食洗機にも入らないし…
確かに蓋がついていて大きく、コーティング保護のため手洗い推奨です。
でも、今までの「焼き網」をゴシゴシ洗う手間と比べれば、間違いなくラクですよ。


グリル調理ボックスを利用したら「グリルを使った料理をするのが楽しくなった」というお客様が本当に多いんです。
タイマーと合わせて使うと『予熱のいらないオーブン』と同じ。
食材を入れて時間をセットするだけで、放っておいてもご馳走ができちゃいます。
(もちろん、焼き網を使いたい場合は、別売の網でも調理可能です。)
デメリット⑤使いこなせない
実際の不安の声
すごい機能がいっぱいあるけど、使いこなせる自信がない…
コンロの機能は「レストランのバイキング」と同じです。

並んでいる料理を全部食べる必要がないように、自分が使いたい機能だけを選べばOK。
「今日はパスタを茹でるから、タイマーをかけてリビングで休もう」
そんな風に、その時に必要な機能だけをつまみ食いする感覚で、気楽に使ってくださいね。
他社にないオルシェ「3つの強み」
デメリットが解消されたところで、なぜプロはオルシェを推すのか?
それは、オルシェだけの独自機能が3つあるからです。
強み①業界初!今の温度が見える機能

他のコンロでも温度設定はできますが、「現在の温度」まで表示してくれます。
料理をしていて、「あ、今のこの焼き色いい感じ!キープしたい!」と思うことはありませんか?

そんな時、オルシェなら正解の温度が一目で分かります。
さらに、温度キープができるので、焼いているうちにフライパンが熱くなって「気づいたら焦げていた…」なんて失敗も防げます。
「ハンバーグは◯◯℃」と自分の正解が分かるので、勘に頼らず、いつでも美味しい料理が作れますよ。
以下は「つなぐレシピ」のアプリです。
コンロを購入していなくてもダウンロードできるので、ぜひ体感してくださいね。

わたしもダウンロードしていますが、画面がシンプルで見やすいです。
強み②75cmなら段差ゼロ!

毎日使う主婦にとって最強のポイントです。
オルシェのS・FLAT(天板サイズは75cm幅のみ)なら、排気カバー以外が天板と一体化していて、段差がほとんどありません。
バーナー周りのリングも最小限なので、台布巾でスルリと拭ききれます。
完全フラットなのは、S・FLAT(天板サイズは75cm幅のみ)を選んだ場合です。

強み③グリル掃除のストレスなし!

ロティプレートを使って調理するだけで、グリル庫内への油はねを約99.9%カットできます。
魚を焼いても庫内は汚れず、お手入れはこのプレートを洗うだけ。
まさに「グリル掃除」という家事を消滅させるアイテムです。
フッ素コート加工で汚れもスルッと落ちますよ。
徹底比較「オルシェvsリッセ」

同じ価格帯で比較される、リンナイ「リッセ」とノーリツ「オルシェ」。
違いが分かる比較表を作りました。
【比較表】スペックの決定的な違い
| 項目 | ノーリツ「オルシェ」 | リンナイ「リッセ」 |
| ニオイ対策 | 普通 (脱臭機能は標準的) | ◎ 非常に優秀 (スモークオフ機能あり) |
| デザイン | フラット(75cm) (75cmは段差なし) ※60cmは段差あり | シンプル (美しいドイツ製ガラス) |
| アプリ | 冷蔵庫の食材から検索 (余り物でレシピを提案) | プロの味をオート調理 (選んだレシピ通りに自動火加減) |
| 温度管理 | 現在の温度が見える | 設定温度をキープ |
プロが教える「リアルな違い」
表だけでは伝わらない、リアルな違いを深掘りします。
煙と味にこだわるなら「リッセ」
美味しい焼き鳥や焼き魚を作りたい時は、断然リンナイの「リッセ」がおすすめです。
研修でサンマを焼く実験をしたことがありますが、リッセは本当にニオイがしませんでした。

煙も出ず、透明な熱風が出ているだけなんです。
さらに、業務用と同じ「遠赤外線セラミックバーナー」を搭載しているので、特に網で焼いた時の魚の美味しさは格段に違いますよ。
見た目の美しさなら「オルシェ」
見た目にこだわるなら、ノーリツの「オルシェ」ですね。
ごとくが小さいので天板が広くて掃除もしやすいです。
また、オルシェはこのグレードで高級素材の「ステンレスごとく」が選べます。
排気口のデザインも同一色で綺麗ですね。
結論:どっちを選ぶ?
見た目にこだわるなら → オルシェ
グリル(味・ニオイ)にこだわるなら → リッセ
安い「Fami」で十分な人は?
数万円安い「Fami」で十分か悩みますよね。
結論、以下の人はFamiが正解です!
注意点は「付属品」です。
Famiには掃除がラクになる「プレート」がついてきません(別売)。
「シンプルに安く」ならFami、「最初から掃除ラク&多機能」ならオルシェを選びましょう。
購入者の「リアルな口コミ」

実際にキッチンで使っている方の生の声を集めました。
ウェブ上のレビューやSNSから、特に参考になる意見をピックアップして紹介します。
みんなが絶賛!「良かった」口コミ
料理の腕が上がった!
「温度クック機能で揚げ物や煮物の失敗が減り、料理の幅が広がった。鍋底の温度がパネルで確認できるので安心。」
引用元:shinachiku.com
やっぱり「温度の見える化」は最強ですね。安心感が違います。
掃除がラクで綺麗が続く
「フラット構造で油汚れが落ちやすい。親水アクアコートのおかげで拭き取りが楽。」
引用元:fashionrenove.jp
親水アクアコートは、水だけで汚れを浮かすコーティングです。
ゴシゴシ擦らなくてもいいのが魅力ですね。
75cm幅は広くて快適
「75cmの広い天板で鍋がぶつからず、スタイリッシュ。キッチンが明るくなった。」
引用元:shinachiku.com
スペースに余裕があるなら、絶対に75cmがおすすめです。
段差が少なくなりますし、大きな鍋を並べても窮屈になりません。
「デメリット」の口コミ
全体的に高評価ですが、価格や設置面での指摘もありました。冷静に判断するための材料にしてください。
やっぱり値段が高い
「機能は良いが、中級帯なので初期費用がかかる。」
引用元:jyusetu.com
Famiなどの安価なモデルと比べると、どうしてもお値段は張ります。
10年使うものとして「機能への投資」と割り切れるかどうかがポイントですね。
設置には事前確認が必要
「古いコンロからの交換で工事が必要。事前確認を忘れずに。」
X投稿 @gasten_official
特にオーブンが下にある場合、オーブンと同じメーカーのコンロ推奨です。
また、ノーリツのオーブンだったとしても排気口が小さくなるS・FLATは選べません。
購入前に、必ず見積もりを取りましょう。
最初は慣れが必要かも
「温度表示が便利だが、最初はアプリ連携(つなぐレシピ)に慣れが必要。」
引用元:news.mynavi.jp
スマホ連携などは、最初は戸惑うかもしれません。
でも、無理に使わなくてもコンロ自体の機能だけで十分便利ですよ。

正直なところ、アプリ連携できるコンロを購入されたお客様の中で、アプリ機能を使われている方は半分以下です。
オルシェ取扱説明書
じっくり調べて買いたい派の方は、是非取り扱い説明書をチェックしてみましょう!
以下のリンクから説明書をダウンロードすることができます。
型番を貼っておきますのでコピペして使ってください。
S・FLATシリーズ:N3WU2PWASKSTESC
オルシェはGoogle Nest非対応

Google Nestとは、Googleが提供する
- スマートスピーカー
- スマートディスプレイ
- Wi-Fi機器
などのスマートホーム製品のブランドです。
オルシェ(Orche)」は、スマートスピーカーとの直接連携には対応していません。
まとめ:オルシェはお手頃価格で高機能!

オルシェは「忙しいけれど、料理やキッチンを大切にしたい」願いを叶えてくれます。
もしこれらが今の悩みなら、オルシェを選んで間違いありません。
新しいコンロで、美味しい料理と笑顔が増えますように!







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