最近キャンプにはまっている知人に
カセットボンベ(CB缶)のガスをキャンプ用品でよく使われるガス(OD缶)に詰め替える道具か売っているけど、詰め替えても大丈夫?
と聞かれました。
カセットボンベの方が安くてコスパが良いからだそうです。
そんなことが出来るとは知りませんでしたが、詰め替えて繰り返し使うガス容器は耐圧試験があり使用期限もあります。
カセットボンベは詰め替えて使用するつくりではないはず。
とりあえず「やめた方が良いんじゃない?」とは言ったものの
ここはプロとしてしっかり調べて回答しなければ。
という事で調べてみました。
- カセットボンベ(CB缶)とOD缶の違い
- カセットボンベをOD缶に詰め替えると危険な理由
- カセットボンベとOD缶の上手な使い分け方
カセットボンベ(CB缶)のガスをOD缶に詰め替える際に破裂する事故が
平成30年9月、泉州南消防組合管内でカセットボンベが破裂する事象が発生しました。
これは、カセットコンロボンベ(通称:CB缶)から、専用のアタッチメントを使用してアウトドア用ガスボンベ(通称:OD缶)へのガスの詰め替えを行っていたところ、詰め替えを容易にするために、送り側CB缶を加熱したところボンベが破裂し、ガスが漏えいしたものです。
泉州南消防署HPより
文章を読むとカセットボンベを加熱したとあります。
加熱しちゃったその人が特別なんじゃないのかな?
とyoutubeで検索してみたら、フツーにボンベをお湯につけて加熱してました。
温めて圧力を変えて詰め替えるのですね。いやいや、怖いです。
カセットボンベ(CB缶)のガスをOD缶を詰め替えるのは違法
経済産業省の文書がありました。
【経済産業省注意喚起文書】
詰め替えは違法なのでやめるようにとの事です。
繰り返し使うボンベはそのように厳しい基準で作られているので、使い切りのボンベに詰め替えるのは危険です。
LPガスは火力が強くて便利ですが、使い方は必ず守らなければいけません。
カセットボンベにも注意が書いてある
ガスの再充填をしない事。とかいてありますね。
再充填とは、空になった容器にもう一度ガスを入れることです。
カセットボンベ(CB缶)とOD缶の違い
カセットボンベの方がコスパが良いですね。
詰め替えたくなる気持ちも分かりますが、危険なのでダメすよ。
ガスの違い | カセットボンベ (CB缶) | アウトドア (OD缶) |
---|---|---|
火力 | 弱い | 強い |
価格 | 安い 100円~ | 高い 500円くらい~ |
特徴 | 寒い所は苦手 | 寒い所でも大丈夫 |
購入方法 | コンビニでも買える | アウトとア専門店 ネット など |
形状 | 細長くて容量が少なめ | コンパクトサイズ ~大容量まである |
カセットボンベがおすすめな人
- コスパ重視。
- 寒い時に使わない。
- お手軽にキャンプを楽しみたい。
- ガスが残ったら家でも使いたい。
OD缶がおすすめな人
- 寒い季節でも使う。
- アウトドアらしい高火力がほしい。
- アウトドアメーカーのグッズが好き。
解決策
詰め替えの選択肢はないので、解決策を考えてみました。
OD缶はネットで買う
ネットならアウトドア用品のお店で買うより安く買えます。
楽天だったら5や0のつく日など、ポイントが沢山つく日を狙えばさらにお得に買えますね。
コンロをカセットボンベが使えるものにする
このイワタニのコンロは風に強くてアウトドアに最適。
災害時にも使えて1年中使えます。
カセットボンベ対応のものでそろえておけば、火おこしなどにも役に立つトーチバーナーやストーブなんかにも使えます。
たくさんの器具で使う場合は、圧倒的にコスパの良いカセットボンベの方がいいですよね。
まとめ
カセットボンベへのガスの詰め替えは法律で禁止されている。
ガスの詰め替え(再充填)はガス屋さんではとても神経をいます。
ボンベの耐久性やバルブが痛んでいないか、何年に製造されたボンベか、など責任をもって調べ管理しています。
以上の理由から、気軽にできる行為とは考えられないです。
注意事項を読むのは面倒ですが、ガスは扱いを間違えると事故につながるので読んで守ってくださいね。
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