ガス屋さんは安全管理の他に修理から販売までいろいろな事をします。
ガス器具の勉強会をした際に【ガス器具を勧める時はこんな勧め方をしましょう】という事を習ったのでここで紹介しちゃいます。
販売員さんに乗せられて必要のない機能までついた高価な物を買わないための参考になるかもしれませんよ。
一番グレードの高いものから勧める
これは勉強会のたびに言われるくらい何回も言われています。
例えばリンナイのビルトインコンロだとデリシアという20万円くらいのコンロが一番グレードが高いのですが、最初にそれを勧めて下さいと言われます。
一番売りたいコンロだからです。
お客様は最初に良いものを見てからだと、グレードが低くなって機能が減ると物足りなくなってしまうそう。
だから、まずは一番いろいろな機能が付いたグレードの高いものをお見せするというのが、営業のコツだそうです。
確かに自分が顧客だったとしてもそうです。
良いものを見てしまうと下のグレードは物足りなくなってしまう。
良い営業の見分け方
やはり知識が沢山ある人が良いですよね。
質問になんでも答えてくれる人の方が。
あまり若すぎる人は現場を見た回数が少なくマニュアル通りの勧め方しかできないので、質問がたくさんしたい人には向かないかもしれないです。
私が思う良い営業さんとそうでない営業さんの見分け方は
悪い営業
- 良い事しか言わない
- 希望していないのに高いものを勧める
- お客様の話を聞くより自分が話す時間の方が多い
- カタログを見ればわかる事しか言わない
- 必要な部品や工事の内容を知らない
良い営業
- まずお客様にどんな機能が欲しいか聞く
- お客様の家の構造を聞きいろんな選択肢を提案できる
- メリットデメリットをきちんと伝える
- 現場で働いたことがある(工事をしたことがある)人だとなお良し
営業と話す時のコツ
まず、予算とある程度自分の欲しい機能をリストアップしていくと良いです。
それを最初に伝えましょう。
お客様がどんな使い方をするかイメージできると営業も提案しやすいです。
安全機能と調理機能で焦げ付き防止が付いている方が良いとか、コンロにタイマーが付いているといいとか。
あとは片面焼きグリルか両面焼きグリルか。
最近はフライパンで魚を焼く方も多いです。
そういう事も話すと良いと思います。
将来的にコンロと連動して動くレンジフードが欲しいと考えている場合は、それに対応したコンロにしなくてはいけません。
あとは魚臭いのは嫌とか、掃除は楽なのがいい、操作が簡単なのがいいなどなど。
そして欲しい機能を全部つけるとグレードが高いものになってしまうので、予算と相談しながらどうしても欲しい機能だけ選ぶことになると思います。
田舎のガス屋さんの実際の営業
母ちゃんの働いているような地元密着型のガス屋さんだと、お客様の家は点検でお邪魔してほとんど把握しているのでどんな器具を使っているかとか、どんな家族構成だとか知っています。
だから、ここの家は最低限の機能しか使わないだろうなとか分かるので、お客様が特にこれが良いと言わない場合は、もともとついていた器具と同等のものを勧めることが多いです。
高齢の男性一人暮らしでお湯を沸かすくらいだったら、安全機能だけ付いていれば調理機能は大したものはいらないかなとか。
地元の長い付き合いのお客様なので、お互い嫌な思いをしないように利益優先バレバレみたいなことは出来ないですね。
まとめ
営業のやり方は車を買うときや家電を買うときでも似ているんじゃないかと思います。
最初はこれにしようと思っていたはずなのに結局もっとグレードの高いものを買ってしまった、なんて事ありませんか?
私はほぼ毎回です笑
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