ガスを使う時、マイコンメーターという安全装置が付いていて安全か確かめてからガスが流れるようになっています
誰にも気づかれないところで10年間、24時間フルタイムでご主人様の安全を見張ってくれている、頼もしいマイコンメーターの事のついて今回は書きたいと思います
マイコンメーターって何してるの?
マイコンメーターとは上の写真のようなもので、アパートだったらメーターボックスの中や玄関の横、一戸建てなら家の北側についていることが多いです
10年以内に交換しなければいけないので(業務用は7年)最長で10年見張り続けてくれます
何をしているかというと、ご主人様の生活パターンを学習して異常な使い方をしていないかを監視しています。そして、危ないと判断したらガスを止めます
液晶画面に〇〇〇というマークがありますが、ガスが出なくなった時に最初に確かめた方がいいのがここです
ちなみにガス会社の連絡先のシールがマイコンメーターに貼ってあると思います
ガスが出ない時にまず確かめたい事
お客様から
ガスが出ないんです
とお問い合わせがあった時にまず確認することが
- 複数器具がある(コンロと給湯器とか)場合は、その器具だけでないのか家にあるすべての器具のガスが出ないのか
- すべての器具のガスが出ない場合は、ガスメーターの〇〇〇の中の表示を見てもらう
この2点です。お湯は出るけどコンロだけ付かない場合はコンロの故障の可能性が高いですが、両方とも使えない場合はマイコンメーターで止まっている可能性が高いです
マイコンメーターを見れば、なぜガスが出ないか分かることが多い
そして〇〇〇の中に理由を解読するためのマークが出ているはずです
止まっていたら思い切りガス止という文字が出ています(ガス料金を滞納して止められてしまった場合もガス止になっていると思います😅)
解読するための一覧がこちら↓
危険ではない時は自分でガスが出るように戻せます
お湯を出しっぱなしで寝てしまった!とか黒豆を煮ていたので6時間もコンロをつけっぱなしにしていたとか、器具や設備に異常は無いけどマイコンメーターが危ないと判断して止めてしまった場合は自分で戻すことが出来ます
危険な場合は復帰ボタンを押したも復帰しないので、自分でやっても大丈夫です
地震で止まった時も自分でも戻せます
タケノコを煮る季節やお正月料理を作る時期にたまに起こります
今まで使ってなかった人かガスストーブを使い出して一日に何時間もガスが流れる時も起こります
震度5以上の地震が起こった場合もマイコンメーターがガスを止めてくれます。だから地震が起こったときに慌てて火のついているコンロへ走る必要はありません。揺れがおさまってからでも大丈夫です
マイコンメーターはご主人様によって設定が変わる
液晶画面にLとかMとかSとか出ていますが、これは一度にどのくらいのガスが流れるのかの目安で、一気にたくさんガスが流れる給湯器を使っているお宅はLとなっている事が多いです
ちなみに学習中は S M L の回りの四角っぽいのがが点滅しています
はじめに30日くらいかけてこのご主人様はどんな感じでガスを使うのか、と学習するのですがSMLはその判定の結果です
なので、始めの一か月全くガスを使わずにいて翌月からシャワーとかをガンガン使うと
おかしい!
とマイコンメーターが勘違いして止めてしまう事があります
そしたら、自分でまた使えるようにはできると思いますがガス屋さんに事情を話すと、もう一回学習のやり直しをしたりして次からは止まらないようにしてくれると思います
シャワーが急に水になると腹立ちますからね😅
たまにSMLの辺りが点滅しているメーターを見かけると、
おお学習中なんだね!メーター君頑張って安全を守ってね
と愛おしい気持ちになります笑
マイコンメーターは誰にも見つからなそうな家の裏側についていることが多いので、気をつけて見てみるとこんなところにいたんだね!と見つけることができると思います😀
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