不動産業の会社に入り宅建資格を取ろうと勉強を始める方が多い4月、試験までは6か月です。宅建資格の勉強量は膨大なので、テキスト選びや勉強する手順に時間をかけている暇はありません。

そこで宅建試験経験者のわたしが、経験+宅建講師のアドバイスをもとに、合格までの分かりやすい手順を作りました。
6か月集中して頑張り合格することができれば、評価も高くなりますし、なんと言っても自分に自信がついて見える景色が変わりますよ!

宅建試験の資格を持っているメリット3つ
- 宅地建物取引士の資格を持っていないとできない業務、重要事項の説明ができる。
- 宅建業に関する会社は5人に1人以上の専任の宅建士をおかなければいけないという規定があるため会社にとって必要な人材になることができる。
- 資格手当がつく(お金大事)

私は不動産業についていませんが、宅建資格を持っているというと「すごいね!」と言ってもらえてうれしいです。
この資格を持っていなければ不動産の仕事ができるというわけではないので、現役で働く方でも持っていない方が多くいます。
バリバリに営業されている方こそ学習する時間がなく、資格を持っていないなんていうこともよくある話。
さらに、勉強する内容と実際では違うこともあるので、実務ではこうしているのに違うの?と混乱することもあるよう。
宅建資格を取得する人が多い業種ベスト3
1位 不動産業
2位 金融業
3位 建設業
金融業は住宅ローンなどが関わってくるので不動産の知識も必要ですよね。

宅建士は国家資格の中でも知名度が高いので、履歴書に書いてあれば目に留まることは間違いありません。違う業種だとしても就職活動に役に立つはずです。
日程と5問免除について
日程
宅建試験の実施日:10月の第3日曜日
試験時間:13時~15時(2時間)
※登録講習修了者は5問免除があるため13時10分~15時(1時間50分)
申し込み:7月頃~
合格発表:11月4週目
5問免除のための登録講習とは
宅建業の仕事についている方は、あらかじめ講習を受けると試験問題の中の5問が正解したことになります!あと1点で不合格になる人は多いので、本当に大きなメリットです。

わたしは免除がなかったので、ほんとうにうらやましかった。
2日間の時間の確保が必要ですが、ぜひとっておきたいところです。
- 費用:約2万円
- やること:2日間のスクーリング(1日6~8時間)
- 有効期間:3年間有効
宅建試験の合格率
15%~17%台後半です。
合格するためには上位15%~17%くらいの間には入らないといけない、ということになります。
宅建試験は何点合格と決まっているわけではなく相対評価なので、その年の受験生の点数によって合格点が変わるんです。
だから何点取れば合格ということは分かりません。

試験が終わると宅建講師が予想合格点を発表し、その点数と自分が点数を照らし合わせてドキドキしながら発表の日まで過ごすことになります。
その年により35点だったら38点だったりするわけですが、予想模試で40点は取っておきたいところです。なぜかと言うと本番では緊張しますし、マークミスもあるかもしれないからです。
勉強時間
宅建資格取得に必要な勉強時間

これは個人差もあるし、わたしのように要領が悪いと1年かかったりします。
よく見かけるのが300~400時間ですが、机に300時間座っていれば合格できるかと言うと、そうではありません。
フルパワー全集中で勉強している時間が300から400時間という事です。1日2時間半、平日にそこまで時間が取れなければ休日にたくさん勉強しましょう。
勉強のコツ
集中できる時間というのは限られているので、15分から20分くらいに区切って集中して問題を解くのがおすすめです。

毎日のルーティンに組み込んでしまいましょう。私のおすすめ時間配分は次の通り。
- 出勤前…動画やテキストでインプット。
- 通勤時間…インプット、もしくはスマホで問題演習。
- 昼休み…問題演習。
- 帰宅後…間違えた問題を復習。
そして、明日勉強するところをちょこっと予習しておいてこの先が気になる、という状態にしておくと早起きできます。
勉強する順番
①権利関係 非常に範囲が広く問題もひっかけ問題が多いです。しかし、宅建資格の基礎になる部分なので、ある程度理解した上で他の勉強に取り掛かった方が良いでしょう。

満点は目指さないようにして下さい!過去問で満点取れても、試験で全く知らないことが出る可能性の高い分野ですし、時間が足りなくなってしまいます。
②宅建業法 範囲が狭くて得点しやすいので絶対落とせない分野です。合格する人は20問中18問以上正解している人が多いです。過去問では満点取る勢いで勉強しましょう!
③法令上の制限 面積や高さなど暗記が多いです。最初に学習すると忘れてしまうので、後半に学ぶのががおすすめ。語呂合わせが使えるので、youtubeで探すと見つかりますよ。

勉強のコツは、正答率を上げることに一生懸命になってしまいがちですが、問題を解いた後、どうしてその回答になるのかを声に出して解説できるようにするのが重要です。
そうしないと、ひっかけ問題が出たときに(というか、ひっかけ問題しか出ない)根本が理解できていないと間違えてしまうからです。
独学のおすすめテキスト、スケジュールなどは、長くなるのでこちらに書きました↓
挫折する気しかしない方はスケジュール管理のプロに頼る

飲み会は断れないよね!youtubeが大好きで、夏休みの宿題をスケジュール通りにやるのが苦手だったよ。
というタイプの方は挫折する可能性大なので、プロが考えたカリキュラムをこなすのがおすすめ。
格安の通信スクールを2つ厳選しました。
アガルート宅建試験講座32,780円~ 机に座って、しっかり勉強したい人向き。
スタディング宅建士講座14,960円~ スキマ時間にスマホで勉強したい人向き。

わたしは、ゲーム感覚で過去問に取り組めるスタディングが気に入りました。もし自分が勉強している時に存在に気づいていれば、独学と並行して安いプランを利用していたと思います。
分からないところをしっかりフォローしてもらいたいなら、アガルートがおすすめ。
まとめ:あと1点で不合格という人が非常に多いのでそこから抜け出そう!
- 宅建試験の実施日:10月の第3日曜日
- 5点免除資格のある方:宅建業の仕事についている方→約2万払って2日間講習を受ける
- 勉強時間のめやす:300時間以上(1日2時間半以上)
- 取り組む順番:権利関係→宅建業法→法令上の制限

宅建士試験の不合格者のコメントを見ると、あと1点で落ちてしまった、という声がとても多いです。
それは、一番ボリュームの多い35~37点のあたりで合否が分かれるためです。
勉強しなくちゃと分かっているけどyoutubeを開いたら1時間見てしまった。もしかしたら、その1時間で解けた問題で合否がわかれたかもしれない。なんてことが無いようにすきま時間をしっかり活用しましょう!

合格した後に飲むお酒は、いつもの100倍美味しいはずです。
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